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クレーム発生!

スタッフが活けこみをしたあるマンションからクレームが来てしまいました。
『アレンジが二つあってバランスがおかしい、、、一つ置き忘れみたい』というもの。

それが下の写真です。
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花合わせも考えていて、色合わせも考えていて、挿し方もまぁそれほど悪くない。

では何が?
ひいた写真が次の写真。
f0066854_20374169.jpg


何が足りなかったかわかります?

上の写真は花を活けている人の目線です。
下の写真はそれを見る人の視線です。廊下を歩く人、入り口から入ってくる人など。

活けこみで重要なのはアレンジメントそのものではなく周りの空間との調和です。
バランスが重要なのです。

また、飾るスペースそのものをどのように分割するか、、、花で埋まる部分と空白の部分の割合、、、空間をシンメトリーに区切るのか、アシンメトリーなのか、、、などなど。

上の写真を見ると二つのアレンジは微妙に花の本数も違うし、微妙に角度や奥行きを変えて器を配置してますが、、、
3歩下がればまったく同じボリュームで、微妙につけた角度はわかりません。

空間とアレンジの大きさのバランスはどうでしょうか?この大きさのアレンジを二つ必要とする空間でしょうか?

シンメトリーに器を配置するならもっとはっきりと厳格に。
アシンメトリーなら、それぞれのアレンジのボリュームに差をつけて空間を生かして。

また、二つのアレンジをデザインするなら二つを繋がりのあるものにしなければいけません。
二つなきゃいけない必然性。
それはグリーンなどで簡単に繋げればいいってもんでもありません。
花の向き、配置、空間の取り込み方、、、など全て2つのアレンジが一つの作品として一体となるようにデザインします。

無我夢中で活けているとつい目の前の花に集中してしまいます。
活けこみは常に頭の中で空間全体をを認識することが大切なんですよね~
by hanashigoto | 2010-09-01 21:00
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