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花合わせのこと

今の時期の活けこみには苦労しますね。もつ花は限られてくるし、種類もそれほどないし…でも、そんな時にこそ、活けたものを見れば、普段から本当に考えて花あわせをしているのか、考えて造形をしているのか、がはっきりとわかります。入社したばかりのスタッフが、花合わせで悩む姿を見てきました。一番始めに陥るパターンは、色とりどりの花ばかりを手にしてしまう事です。人間の目には、『色』が真っ先に印象として飛び込んでくるので、まず、色を考えた花あわせをし始めることになります。そして、すこし慣れてくると、花の植生を考えるようになります。具体的に言えば、熱帯の花と、高原に咲く花を、色が合うからといって合わせることをしなくなります。枝やさまざまなグリーンの必要性にも気がつきます。さらに、ベテランのスタッフは、色彩論に基づいて、色を使いこなすようになります。一番簡単な、同系色、グラデーションというテクニックから、さまざまなコントラストを使えるようになってきます。それから、造形理論の配置法に基づいて、誰がみても、きれいだと感じる造形ができるようになります。デザインのバリエーションも増えてきます。まず、大前提として必要な、誰のための、どんな環境(器)に飾るのか…といったことも、きちんと反映させることができるようになります。

もちろん、これは、一般的なことを書いたまでで、造形の方法としては、これ以外の道もあります。ですが、最近のスタッフの活けこみを見ていて、これらの事がきちんと考えられているのか…と思いました。
アンスもひまわりも、ただ同じように活ければいいってもんじゃないんですよね。
by hanashigoto | 2006-08-07 20:40
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